防音対策としての耳栓
耳栓は、低コストの防音対策として、一番であると考える。
耳栓を装着するということは、音が鼓膜に伝わる経路である外耳道を「防音効果のある素材」でふさぐことによって、効率的に防音することである。
防音効果のある素材とは、
1、遮音材 質量が大きいほど音を遮る能力が高い。
耳栓で考えると、同じ大きさをしていれば、重いものほど、遮音能力があると言える。
例 MoldexのCamoとSparkでは、ほぼ、同じ大きさだが、Camoの方が重い。
Camoの方が、遮音材としては優れている。
2、吸音材 多孔質の素材が用いられることが多い。音がこの穴を通り抜けようとする際に、熱エネルギーに変換することで、音を吸収させる。
3M EAR Classic スリーエム クラシック 耳栓 (25ペア)
例 EAR系の耳栓(EAR Classicなど)は、Moldex系の耳栓より、素材にある穴が大きい。遮音よりも、吸音を重視した素材を使っている。
※EAR系の耳栓は、日本では、3Mブランドとして、販売されています。
結論 耳栓の素材としては、遮音と吸音をバランス良く備えたものが求められる。
また、皮膚に密着させるので、皮膚に違和感のない素材であることも必要。
音漏れが生じないように、すきまを少なくすることもきわめて重要。
同じ素材であれば、厚みのある方が遮音効果が高いはずである。(壁が厚いと防音効果が高いのと同じこと)