耳栓改良・カナル型イヤホン改造のページ

注意!このページに書かれていることは、本来の使用方法とは、異なりますので、改良、改造は、自己責任で。


「Wスパーク」 自作品。元は、Spark (plugs)  が2ペア。作成段階で、太さと長さを調整可能。

下半分が2重になっており、素材密度をUPさせています。

無音にはなりませんが、通常の Spark よりも音は聞こえなくなります。



外側に見える耳栓にポンチで垂直方向に穴を開け、もう一個の耳栓をピンセットで通します。
接着剤などは、使っていません。
使用したポンチやピンセットは、下のカナル型イヤホンのチップ(耳栓イヤホンチップ)を耳栓で作成した時と同じものなので、参考にしてください。
耳栓イヤホンチップは、耳栓に水槽で使うチューブを中に通してますが、この改造耳栓「Wスパーク」は、耳栓の中に耳栓を通しています。
通す前に、元の耳栓の長さをはさみでカットしたり、耳栓の通し方によって、全体の大きさを調整できます。
自分の場合は、何度も作成している内に自分の耳穴にピッタリのものができあがり、通常のものより、遮音性能は、5dBほどアップしました。



カナル型イヤホンのチップをモルデックスの耳栓で作る






元は、オーディオテクニカののカナルイヤホン ATH-CK7 です。

このイヤホンかなりエージングを行いましたが、低音が満足いく音になりません。
そこで、モルデックスの Goin'Green をイヤーピースに加工して、つけてみました。

遮音性能は、最強になりました。元のイヤーピースとは、比べようがありません。
音に関しても、まあまあ、満足できるレベル位になりました。  評価 ○ (良い)

音を通す管には、柔らかめの丸いチューブを使用しています。


他の耳栓でも試してみました。 (耳栓の種類がよくわからない人は→ 耳栓の遮音性能比較へ)


Camo 低音が増強されて遮音性能が抜群にいいのですが、耳栓よりも大きさが増している為、Camoの固さがネックとなって、つけていると耳が痛くなりました。  評価 △ (普通)

Pura-Fit 付け心地は、柔らかくていいのですが、低音の増強が物足りません。少し抜けている感じです。  評価△(普通)

Softies 意外によかったのが、この耳栓。付け心地も良く、長時間装着可能。低音もいい感じになりました。  評価 ○ (良い)

Meteors (Regular)(メテオ)  独特の形をしているので、イヤホンチップには向いてないと思われる。   評価 × (ダメ)


1万円以下のイヤホンでも、いろいろアレンジすれば、自分好みの音にできます。


作成段階で、耳栓に通す管に適当なもの(イヤホンにあうもの)を見つけるのに、苦労しました。

耳の中に入れるものなので、ギボシを使う気にはなれず、別のものを当たりました。



で、見つけたのが、上の写真の エアチューブ(鑑賞魚用品)です。ギボシより衛生的だと思います。鑑賞魚用品を置いてある店には置いてあります。

購入したチューブの内径が、イヤホンに対して、小さかったので、下の写真の ステンレスピンセット (ANEX 125mm直 No.121) で、伸ばして使いました。このピンセットは、チューブを穴を開けた耳栓に入れる時にも使います。
ピンセットにもいろいろな大きさのものもありますが、この作業(耳栓改造・イヤホンチップ作成)に最適な大きさのピンセットでした。
  

アネックス(ANEX) ピンセット ステンレス製 ギザタイプ 直型 125mm No.121



耳栓の穴開けに関しては、溶かす方法と削る方法と穴を開ける方法を検討しましたが、一番衛生的な、皮ポンチを使って穴を開ける方法にしました。 


使った工具  ステンレスピンセット(Anex No121)、皮ポンチ(穴直径1mmのもの)、皮ポンチ用下敷き、トンカチ(元々持っていたもの) ※皮ポンチが゙汚れている場合は、汚れを取ってから使用しましょう。





皮ポンチ(穴直径1mm)は、私が使ったメーカーではないですが、Amazon にもあります。

耳栓の穴開けには、穴直径1mmのものでいいです。


皮ポンチの下敷きもあった方がきれいにできます。→ Amazon

ステンレスピンセット(Anex No121)は、上で紹介しましたが、Amazon にあります。


穴開けのポイントは、耳栓の中心部に穴を開ける事です。(慣れないと難しい。耳栓を縦方向に圧縮して、平べったくしてやると、やりやすいです。)



また、エアチューブが通る耳栓の穴を少し広げる時にもピンセットを使います。

後、耳栓の長さの調整には、ステンレス製のはさみ を使用しました。 → 参考 耳栓カットのページ

工作時間は、チューブを延ばす時間(2時間くらい)を除いて、15分程度です。 

穴開けに使う耳栓は、Moldexの耳栓 がいいでしょう。Amazon で購入できます。)  

ちなみに、3Mの耳栓( 1100 )でやってみると、時間が経つと、ポンチで穴開けした場所から、裂けてきましたので、向いていないようです。



※こういった耳栓チップを使った遮音性能を高める改造が面倒だという方は、コンプライのイヤホンチップを利用するといいでしょう。手軽に遮音性能アップができます。


Comply(コンプライ) T-400 スタンダード イヤーピース Mサイズ 1ペア 【遮音性/フィット感/脱落防止】 HC17-40502-01

Comply(コンプライ) T-400 スタンダード イヤーピース Mサイズ 1ペア 【遮音性/フィット感/脱落防止】 HC17-40502-01


T-400シリーズは、上にあった ATH-CK7 に対応しています。お使いのイヤホンに適したチップがどれかは、下記リンクでご確認下さい。


コンプライ製品 イヤホンチップ対応表(エントリージャパン)