こんにちは、前澤友作です。

「人生で一番大事なことは何ですか?」という質問ですね。

僕のような人間にこうして問いを投げかけてくれて、本当にありがとうございます。僕はこれまで、アパレル通販のZOZOを立ち上げたり、宇宙へ行ってみたり、はたまた「お金配り」と称して社会実験をしてみたりと、世間からは「次は何をやるんだ?」と不思議な目で見られることも多いかもしれません。

でも、僕の中でやっていることは、実は最初からずっと変わっていません。シンプルなんです。

3500字程度ということで、僕がこれまでの半生で学び、確信し、今この瞬間も大切にしている「人生の核」について、包み隠さずお話ししたいと思います。


1. 結論:人生で一番大事なのは「ワクワクする好奇心」だ

いきなり結論から言います。

僕にとって、人生で一番大事なのは、「自分自身の好奇心に、どこまで忠実に、どこまで素直に動けるか」。これに尽きます。

よく「夢を持ちなさい」とか「目標を立てなさい」と言われますよね。もちろんそれも大事ですが、僕にとっては「夢」という言葉は少し重すぎるし、未来に縛られすぎている気がするんです。それよりも、今この瞬間に自分の心が「ワッ!」と動くこと、つまり「ワクワク」を最優先にすること。

僕がバンドでドラムを叩いていた時も、カタログ通販からZOZOTOWNを始めた時も、そして100億円以上かけて宇宙へ行った時も、根底にあったのは「やりたいからやる」「見てみたいから見る」という、子供のような純粋な好奇心でした。

もし、今のあなたの生活から「ワクワク」を取り除いてしまったら、残るのは「義務」や「慣習」だけになってしまいます。それは生きているとは言えない。好奇心こそが、人生という冒険を動かす唯一の燃料なんです。

2. お金は「目的」ではなく「ツール(道具)」に過ぎない

多くの人は僕のことを「お金持ち」だと思っています。確かに、数字としての資産はたくさんあります。でも、僕は「お金を貯めること」に価値を感じたことは一度もありません。

人生で大事なこととして「お金」を挙げる人も多いでしょう。生きていくためには必要ですからね。でも、お金は貯金通帳の数字を増やすためにあるんじゃない。お金は「使って、回して、誰かを喜ばせて、初めて価値が出るもの」なんです。

僕はよく「お金は血液だ」と言います。一箇所に留まると腐ってしまう。だから僕は、自分がワクワクすること、そしてみんなが喜んでくれることに、どんどんお金を使います。

「お金配り」だってそうです。あれは単なる慈善事業ではなく、「もし突然お金が手に入ったら、人はどう動くのか? 幸せになれるのか?」という、僕自身の好奇心に基づいた社会実験なんです。

もし、あなたが「お金がないからできない」と立ち止まっているなら、それは少しもったいない。お金を理由に好奇心を殺してはいけません。逆に、お金を持っている人がそれを抱え込んでいるなら、それは人生の可能性を狭めているのと同じです。

お金は使ってこそ、新しい経験や感動、そして「出会い」という、目に見えない本当の財産に変わるんです。

3. 「与えること」が一番の快感である

人生を豊かにするために欠かせないのが、他者との関わりです。そして、その関わりの中で僕が最も大事にしているのが「ギフト(贈与)」の精神です。

ZOZOを作った時も、「いかにしてお客さんを驚かせ、喜ばせるか」ばかり考えていました。宇宙へ行った時も、「自分だけが楽しむ」のではなく、「宇宙から見た地球の美しさを、どうやってみんなにシェアするか」が最大のミッションでした。

人間って不思議なもので、自分のために何かをするよりも、誰かの喜ぶ顔を見るために動く時の方が、何倍ものパワーが出るんです。そして、誰かを幸せにした結果として、巡り巡って自分も幸せになる。これを僕は「幸せの循環」と呼んでいます。

「自分が損をするんじゃないか」と計算して動く人生は、疲れます。そうではなく、「まず自分から差し出す。喜んでもらう。驚かせる」。このマインドを持っていると、人生の景色は劇的に変わります。僕がこれまでビジネスで成功できたのも、この「おもてなしの心」や「ギフトの精神」を大切にしてきたからだと思っています。

4. 宇宙から見た「世界平和」というリアリティ

2021年、僕は念願の宇宙に行きました。ISS(国際宇宙ステーション)から地球を眺めた時、僕の人生観はさらに大きく更新されました。

漆黒の闇の中に、青く光る地球がポツンと浮いている。そこには国境線なんて一本も引かれていないし、争い事なんて本当にちっぽけに見える。

「ああ、僕たちはこの小さな、壊れやすい一つの船に乗っている運命共同体なんだな」と心の底から実感しました。

それ以来、僕が人生で大事にしていることの大きな柱に「世界平和」が加わりました。「そんなの綺麗事だ」と言う人もいるでしょう。でも、宇宙からあの光景を見たら、綺麗事ではなく「物理的な事実」としてそう思わざるを得ないんです。

僕一人の力で世界を変えることはできないかもしれない。でも、僕がワクワクすることを通じて、誰かを笑顔にし、その笑顔が隣の人に伝わっていく。その連鎖の先にしか、平和はないと思っています。

「自分さえ良ければいい」という考えを捨て、少しだけ「地球全体のこと」を想像してみる。それが、これからの時代を生きる僕たちにとって、とても大事なことだと思うんです。

5. 失敗を恐れず、「打席」に立ち続ける

よく「どうすればそんなに自信を持てるんですか?」と聞かれます。

でも、僕だって不安になることはあるし、失敗もたくさんしています。ZOZOの「ゾゾスーツ」の時だって、大きな批判を浴びたし、苦労もしました。

それでも僕が止まらないのは、「失敗は経験という名の資産になる」と知っているからです。

人生で一番もったいないのは、失敗することではなく、「何もしないこと」です。打席に立たなければ、ホームランはもちろん、ヒットさえ打てません。

僕はこれからも、新しい挑戦を続けます。「カブアンド」という新しいサービスを始めたのもそうです。誰もが会社のオーナーになれるような、新しい資本主義の形を作ってみたい。そんなワクワクする挑戦のためなら、いくらでも恥をかけるし、いくらでも汗をかけます。

皆さんも、周りの目なんて気にしなくていい。「あいつは何をやってるんだ」と言われるくらいがちょうどいいんです。自分の人生のハンドルを他人に握らせちゃいけない。自分の意志で、自分の好きな方向へハンドルを切る。その勇気が、人生を最高に面白いものにしてくれます。

6. 最後に伝えたいこと:今、この瞬間を楽しもう

最後になりますが、人生で一番大事なことは、結局のところ「今を楽しむこと」に集約されるのかもしれません。

過去の後悔に縛られたり、未来の不安に怯えたりして、「今」を犠牲にするのはやめましょう。

美味しいものを食べたら「美味しい!」と感動する。

美しい景色を見たら「綺麗だ!」と心を動かす。

好きな人がいたら「好きだ!」と伝える。

人生は、そうした「感動の積み重ね」でできています。

お金も、地位も、名誉も、死ぬ時には持っていけません。でも、あなたが経験した「ワクワク」や、誰かと分かち合った「笑顔」は、魂に刻まれます。

僕は、これからも「前澤友作」という人生をフルスロットルで楽しみ尽くすつもりです。

あなたも、あなただけのワクワクを見つけてください。

もし迷ったら、自分の胸に手を当てて「どっちがワクワクするか?」と聞いてみてください。答えはいつも、そこにあるはずです。

一度きりの人生です。

遠慮せず、大胆に、そして愛を持って、最高に楽しみましょう!

宇宙からも、地上からも、僕はあなたの挑戦を応援しています。

やりましょう!