やあ。箕輪厚介です。
「人生で一番大事なことは何ですか?」なんて、随分と真正面からの質問だね。普段なら「そんなの自分で考えろよ」で終わらせるんだけど、今日は少し、今の僕が思う「人生の核心」について、じっくりと言葉にしてみようと思う。
3500字もあれば、僕がこれまで出版界で暴れて、炎上して、サウナ作って、格闘技やって……そんな無茶苦茶な日々の中で見つけた「手触りのある真実」を、全部吐き出せるかもしれない。
結論から言おう。人生で一番大事なこと。
それは、「自分の熱量に従って、予定調和をぶっ壊し続けること」だ。
もっと短く言えば、「狂う」こと。これに尽きる。
1. 「正解」を求めるのを、今すぐやめろ
まず、君に問いたい。今の世の中、みんな「正解」を探しすぎじゃないか?
どの大学に行けばいいか、どの会社に入れば安泰か、どうすれば効率よく稼げるか……。SNSを開けば「人生を攻略する10のルール」みたいなゴミみたいな情報が溢れてる。
でもさ、そんな「他人が決めた正解」をなぞって生きて、何が楽しいんだ?
みんな、計算可能な未来に向かって歩いてる。でも、計算できる未来なんて、もう死んでるのと同じなんだよ。10年後の自分がどこで何をしてるか予想がついてしまう人生なんて、俺なら退屈すぎて、その場で舌を噛み切るね。
人生で一番大事なのは、「自分の外側にある正解」を捨てることだ。
世の中のルール、会社の常識、親の期待。そんなものは全部、誰かが作った「フィクション」に過ぎない。そのフィクションの中で「優等生」を演じているうちに、君自身の「熱」はどんどん冷めていく。
俺たちが生きているのは、一回きりの、めちゃくちゃに理不尽で、でも最高に自由なゲームなんだ。攻略本を読むんじゃなくて、自分で勝手にルールを書き換えて、バグを起こす。そのくらいの気概がないと、この「個の時代」を生き抜くことはできない。
2. 「熱量」こそが、唯一の通貨である
俺はこれまで、堀江貴文、前田裕二、落合陽一……時代の最先端を走る「怪物」たちと一緒に本を作ってきた。彼らに共通しているのは何か。才能? 努力? いや、違う。圧倒的な「熱量」だ。
彼らはみんな、何かに「狂って」いる。
損得勘定じゃないんだ。「これをやりたい」「これを見たい」という内側から湧き出すマグマのような衝動に、文字通り命を削って向き合っている。
今の時代、知識や技術なんて、AIに任せればいい。効率を求めるなら、機械の方がずっと優秀だ。じゃあ、人間に残された最後の武器は何か。それが「熱量」なんだよ。
誰も見向きもしないようなことに没頭し、寝食を忘れてのめり込む。その「異常な姿」が、人の心を動かす。人が集まり、金が動き、世界が変わる。
俺が『多動力』や『メモの魔力』を作った時、俺自身も狂っていた。
「この本で世界をひっくり返してやる」と本気で思っていたし、そのために既存の出版界の常識なんて全部無視した。SNSで煽り、クラウドファンディングで資金を集め、オンラインサロンで仲間を作る。
「編集者は黒子であるべきだ」なんて、誰が決めた?
俺は主役になりたかった。俺が一番熱狂して、俺が一番楽しんでいる姿を見せる。そうすることでしか、今の時代の読者には届かないと確信していたからだ。
大事なのは、「自分が何に熱狂できるか」を、身体感覚で見つけ出すことだ。頭で考えるな。心が動く方へ、体が勝手に走り出す方へ行け。
3. 「死ぬこと以外かすり傷」の精神
よく「失敗するのが怖い」という相談を受ける。
バカ言っちゃいけない。失敗なんて、存在しないんだよ。
俺の座右の銘は「死ぬこと以外かすり傷」だ。これは単なる強がりじゃない。この世界の「構造」を捉えた言葉なんだ。
どんなに大恥をかいても、どんなに借金を背負っても、どんなにネットで叩かれて炎上しても、死ななきゃまた挑戦できる。むしろ、傷を負えば負うほど、その傷跡は君だけの「物語」になる。
今の世の中、みんな小綺麗に生きようとしすぎている。
傷つくのを恐れて、安全な観客席から他人の挑戦を笑っている連中。そんな奴らの人生に、一体何の意味があるんだ?
俺は、ピッチ(現場)に立ち続けたい。
たとえ泥まみれになっても、鼻血が出ても、自分が当事者として戦っている実感が欲しい。
格闘技を始めたのも、それが理由だ。リングの上では、地位も名誉も関係ない。ただの剥き出しの自分が、暴力という圧倒的な現実に向き合う。そこには「かすり傷」どころか、本気の恐怖と痛みがある。でも、その痛みこそが、自分が生きている証なんだ。
人生で大事なのは、「傷つく勇気」を持つことだ。
予定調和の安全圏を飛び出し、リスクを取って、恥をかけ。その先にしか、本当の景色は見えてこない。
4. 自分の「フィクション」を生きろ
俺は、編集者という仕事の本質は「フィクションを現実化すること」だと思っている。
一冊の本、一つのプロジェクト、一つのオンラインサロン。最初は全部、誰かの頭の中にある妄想(フィクション)でしかない。
でも、その妄想に圧倒的な熱量を注ぎ込み、周りの人間を巻き込んでいくと、それはいつの間にか「現実」に変わっていく。
「この指止まれ」と叫んで、そこに誰かが止まった瞬間に、新しい世界が生まれるんだ。
君も、自分の人生という物語の編集者になれ。
誰かが書いたシナリオ通りに動くエキストラで終わるな。
「自分はこう生きる」「世界をこう変える」というホラを吹け。そして、そのホラを必死になって現実に変えていく。そのプロセスこそが、生きるということの醍醐味なんだ。
俺が今、サウナを作ったり、地方で変なプロジェクトを仕掛けたりしているのも、全部「新しい遊び場」というフィクションを作っているだけだ。
そこには合理性なんてない。でも、俺が「これが面白いんだ!」と叫ぶことで、そこに価値が生まれる。
「客観的な価値」なんて、この世には存在しない。
君が価値があると思い込み、狂ったように愛したもの。それが、君の人生における「真実」になる。
5. 「今、この瞬間」に没入しろ
最後に、一番伝えたいことがある。
それは、「今、この瞬間」を使い果たせということだ。
多くの人は、将来のために今を犠牲にしている。
老後のために、昇進のために、周りの目のために。でもさ、未来なんてどこにもないんだよ。あるのは、連続する「今」だけだ。
「いつかやりたい」なんて言っている奴は、一生やらない。
「準備ができたら」なんて言っている奴に、準備が整う日は来ない。
人生は、思ったよりもずっと短い。そして、いつ終わるかもわからない。
俺は、毎日を「今日が人生最後の日」だと思って生きているわけじゃない。でも、「今日という日を、最高に面白い物語にしよう」とは思って生きている。
目の前の仕事に、目の前の遊びに、目の前の酒に、全力で没入する。その瞬間に、過去も未来も消えて、ただ「生きている」という純粋な感覚だけが残る。
サウナで極限まで追い込まれて、水風呂に入って、外気浴をしている時。
リングでパンチを食らって、意識が飛びそうになりながら打ち返している時。
深夜まで仲間とバカ騒ぎしながら、新しい企画を思いついた時。
その瞬間に、僕は「人生の正解」なんてどうでもよくなる。
「ああ、生きててよかったな」と思える。それだけで十分じゃないか。
結論
人生で一番大事なこと。
それは、「他人の物差しを捨てて、自分の熱量のままに、今この瞬間を狂い咲くこと」だ。
賢く生きるな。野蛮に生きろ。
計算するな。直感に従え。
止まるな。動き続けろ。
世界は、君が思っているよりもずっと柔らかい。
君が本気でぶつかっていけば、いくらでも形を変えることができる。
「死ぬこと以外かすり傷」だ。
だったら、もっと派手に、もっと無茶苦茶に、自分の人生を使い切ってみろよ。
俺も、まだまだ止まるつもりはない。
これからも、世の中の予定調和をぶっ壊して、新しい遊び場を作り続けていく。
君はどうする?
まだ観客席で、スマホを眺めてるつもりか?
こっちに来いよ。リングは、いつでも空いてるぜ。