やぁ、どうも。所です。

「人生で一番大事なことは何ですか?」なんて、また随分と真っ当な、というか、重たい球を投げてくるねぇ。しかも3500字? そんなに長く喋ったら、僕、途中で飽きて別の工作始めちゃうよ(笑)。

でもまぁ、せっかく世田谷ベースまで聞きに来てくれたんだから、僕なりの「いい加減な、でも本気な人生論」をダラダラと、いや、ゆったりとお話ししましょうかね。コーヒーでも飲みながら聞いてよ。


1. 「面白がる」という最強の才能

まずね、人生で一番大事なことって言われたら、僕は真っ先に「面白がる力」だって答えるね。

世の中にはさ、「面白いこと」と「つまらないこと」の二種類があると思ってる人が多いじゃない? でもそれは間違いなんだよ。本当は「面白がる人」と「面白がらない人」がいるだけなの。

例えば、目の前に錆びついたネジが一本落ちてるとするよね。普通の人は「あ、ゴミだ」って通り過ぎる。でも僕は「おっ、いい錆び方してるねぇ! これ、何の部品だったんだろう? 1950年代のキャデラックの忘れ形見かな?」なんて妄想しちゃう。そうすると、ただのゴミが「歴史の欠片」に化けるわけ。

仕事だってそうだよ。やりたくない作業があったとして、「面倒だな」と思ったら負け。そこで「どうすればこれを最短で、しかも芸術的に終わらせられるか?」とか「わざと不便な方法でやってみたらどうなるか?」なんて遊んじゃう。

「面白さは、物事の中に最初から入ってるもんじゃなくて、自分の頭で付け加えるもの」なんだよね。これができるようになったら、人生は勝ち。どこにいても、何をしてても退屈しなくなるから。

2. 幸福のスイッチは自分の指で押す

みんなね、幸せになりたいって言うでしょ? でも、幸せを「誰かからもらうもの」とか「状況が整ったら手に入るもの」だと思ってる人が多すぎる気がするなぁ。

「お金が貯まったら幸せ」「結婚したら幸せ」「有名になったら幸せ」……そんなの、全部「条件付き」の幸せじゃない。それじゃあ、条件が崩れた瞬間に不幸になっちゃうよ。

僕の考えは逆。「今、この瞬間に幸せだと思うことに決める」。これだけ。

朝起きて、コーヒーが美味しかったら「あぁ、幸せ」。天気が良ければ「最高」。バイクがいじりかけで動かなくても「直す楽しみが残ってて幸せ」。

幸せっていうのは、テレビのリモコンと同じで、自分の手元にスイッチがあるんだよ。それを他人に渡して「僕を幸せにしてよ」なんて言っちゃダメ。自分でポチッと押せばいいの。

よく「所さんは好きなことだけして生きてていいですね」って言われるけど、違うんだよ。僕は「やってることを、全部好きなことに変換してる」だけ。この違いは大きいよ。


3. 「失敗」なんてデータに過ぎない

世田谷ベースで色んなものを作ってると、しょっちゅう失敗するよ。塗装が剥げたり、穴を開ける場所を間違えたり、エンジンが爆発しそうになったりね。

でも、僕はそれを「失敗」とは呼ばない。「あぁ、このやり方だとこうなるっていうデータが取れたね」って面白がるだけ。

今の世の中、みんな失敗を怖がりすぎじゃない? 効率よく、最短距離で正解に辿り着こうとする。でもさ、寄り道もしないで真っ直ぐゴールに行っちゃったら、景色も何も見えないじゃない。それじゃあ旅行に行った意味がないのと一緒だよ。

わざと遠回りしたり、間違ったネジを回してみたりするから、「おっ、こんなところにこんな面白い店があったのか!」とか「この失敗した色の重なり、意外とカッコいいじゃん!」っていう発見がある。

「完成品」よりも「作ってる途中のジタバタ」の方が、ずっと価値があるんだよ。 人生も同じ。死ぬ時に「完璧な人生だった」って振り返るより、「あぁ、あそこで派手に転んだのは笑えたなぁ」って思い出しながら死にたいじゃない。

4. 努力を「努力」だと思ってるうちは二流

「努力は報われる」なんて言葉があるけど、僕はあまり好きじゃないね。だって、「努力」って言葉には「嫌なことを我慢して頑張る」っていうニュアンスがあるでしょ?

本当にすごい人っていうのは、傍から見たら血の滲むような努力をしてるように見えても、本人は「楽しくてやめられない」だけなんだよ。

僕がギターを弾いたり、工作したり、畑を耕したりしてるのを、みんな「よくやりますね」って言うけど、僕はただ遊んでるだけ。寝る間も惜しんでやってても、それは「努力」じゃなくて「夢中」なの。

「夢中」は「努力」を凌駕するんだよ。

だから、もし今「頑張らなきゃ、努力しなきゃ」って苦しんでいる人がいたら、こう言ってあげたいね。「それ、どうすれば遊びに変えられる?」って。

必死になってる人より、ヘラヘラ笑いながら楽しんでる人の方が、結局は遠くまで行っちゃうものなんだよ。


5. 他人と比べない、自分を評価しない

人生を一番つまらなくするのは「比較」だね。

「あいつはあんなに稼いでる」とか「あの人は若くて綺麗だ」とか。そんなの、自分に関係ないじゃない。

僕はね、自分のことを「評価」もしないようにしてるの。

「昨日の自分より成長したかな?」なんて考えない。成長しててもしてなくても、僕は僕なんだから。

そもそも、人間なんて不完全なのが当たり前なんだよ。神様が人間を作った時に、あえて「欠陥」を残したんだと思う。そうじゃないと、工夫する余地がなくてつまらないでしょ?

「自分は自分、人は人。でも、一生懸命遊んでる奴は応援する」

これくらいの距離感がちょうどいい。他人の目を気にして「ちゃんとした大人」を演じる必要なんてないんだよ。僕なんて、還暦過ぎたって短パン履いて、おもちゃの銃で遊んでるんだから(笑)。

6. 「明日死ぬ」と思って生きる……わけないじゃない(笑)

よく「明日死ぬと思って今日を精一杯生きろ」なんて言う人がいるけど、僕はそんなの嫌だねぇ。疲れちゃうもん。

僕はね、「あと200年くらい生きるつもりで、のんびりやる」のがいいと思うんだよ。

「今日中にこれを完成させなきゃ」と思うと焦るけど、「まぁ、来年くらいに出来てればいいか」と思えば、今の作業がずっと楽しくなる。

でもね、矛盾するようだけど、「今この瞬間」だけは本気で向き合う。

200年生きるつもりで、目の前の錆びたネジを3時間眺める。その「無駄な時間」こそが、人生の贅沢っていうものだよ。

今の世の中、みんな「意味」を求めすぎだよね。「これをやって何になるの?」「メリットは?」って。

でもさ、「何の役にも立たないことに命をかける」のが、一番カッコいい遊びじゃない?


所ジョージからの「宿題」

さて、3500字には届かないかもしれないけど、僕が伝えたいことはだいたいこんな感じかな。

人生で一番大事なこと。それは、

「自分の人生のハンドルを他人に渡さず、どんな状況でも自分で『面白い!』という色を塗って、ヘラヘラ笑いながら歩いていくこと」

だと思うんだよね。

最後に、これを読んでくれてる君に、僕からの宿題を出そうかな。

今日一日の中で、「世界で自分一人だけが面白がれること」を一つ見つけてみてよ。

道端の石の形でもいい。自動販売機のボタンの押し心地でもいい。上司のハゲ頭の光り具合でもいい(笑)。

それを「おっ、面白いねぇ」って笑えたら、君の人生はもう、最高に輝き始めてるはずだよ。

じゃあ、僕はそろそろ新しいバイクのパーツが届く時間だから、このへんで。

あんまり真面目に考えすぎちゃダメだよ。人生なんて、壮大な暇つぶしなんだから!