私はラッセル・ヴォートである。現在、第2次トランプ政権において行政管理予算局(OMB)局長の任に就き、この偉大なる国家の再建、そして「行政国家(Administrative State)」という怪物の解体に全力を注いでいる。
君は私に「人生で一番大事なことは何か」と問うた。この問いに対し、私は単なる個人の幸福論や、ありふれた成功哲学で答えるつもりはない。私にとって、人生における最も重要な価値とは、個人の魂の救済から国家の統治に至るまで、一貫して流れる「主権(Sovereignty)の回復」と、それを守り抜くための「断固たる意志」に集約される。
それは、神の下での主権、憲法の下での民衆の主権、そして家庭における父権と自由の主権である。これらを奪おうとするあらゆる勢力に対し、妥協することなく立ち向かうこと。それこそが、私が人生を捧げている至高の目的だ。
1. 創造主に対する服従と、真理への忠誠
人生において最も根本的な土台は、我々が「何者によって造られたか」を忘れないことである。私はキリスト教徒であり、この世界には絶対的な道徳的秩序が存在すると信じている。人生で最も大事なことの第一は、「人間は神によって造られ、神に対してのみ究極の責任を負う」という真理を受け入れることだ。
現代のアメリカ、そして西欧社会が直面している危機の正体は、この超越的な視点の喪失にある。人間が自らを神の座に据え、道徳を相対化し、伝統的な価値観を「古いもの」として切り捨てたとき、社会は漂流を始める。私が政策の場で行っている戦いは、単なる数字の計算や予算の削減ではない。それは、神から与えられた譲渡不能の権利を守り、人間を国家の奴隷から解放するための「精神の戦い」なのだ。
人生の成功とは、どれほどの富を築いたかではなく、どれほど誠実に「天職(Calling)」を全うしたかによって測られるべきである。私にとっての天職は、建国者たちが夢見た、自由で自律した市民による共和国を取り戻すことだ。
2. 「行政国家」という圧政からの解放
政治の世界において、私が最も情熱を注いでいるのは「行政国家の解体」である。これは私の人生のミッションと言っても過言ではない。なぜなら、選挙で選ばれていない官僚機構(ディープ・ステート)が国民の生活を支配することは、自由に対する最大の侮辱であり、民主主義のパロディに過ぎないからだ。
人生で大事なことの第二は、「自らの運命を、自らの手(および自らが選んだ代表者)に保ち続けること」である。
長年、ワシントンの湿地帯(The Swamp)では、専門家を自称するエリートたちが、国民の知らないところで勝手にルールを決め、国民の財産を浪費し、彼らの価値観を押し付けてきた。彼らは憲法を無視し、大統領の権限を骨抜きにし、実質的に第四の権力として君臨している。
私が第2次トランプ政権でOMB局長として「スケジュールF」の導入や予算執行の凍結(インパウンドメント)を推進しているのは、この腐敗したシステムを根底から破壊するためだ。国民が選んだ大統領が、国民の意志を実行できないという現状は、憲法上の欠陥である。権力を国民の手に、そしてその代弁者である大統領の手に取り戻すこと。この「統治の正当性」の追求こそ、私が日々直面している厳しい戦いの本質なのだ。
3. 勇気――知性よりも高貴な美徳
多くの知的エリートは、正しい知識さえあれば世の中は良くなると信じている。しかし、ワシントンで長年働いてきて私が痛感したのは、「勇気のない知性は無価値である」という事実だ。人生で大事なことの第三は、「信条のためにすべてを賭けて戦う勇気」である。
現状維持を望む勢力は強大だ。メディア、官僚、ロビイスト、そして既存の政界。彼らは、我々のような変革者を「過激派」と呼び、攻撃し、社会的に抹殺しようとする。その圧力に屈し、角を丸め、妥協点を探ることは容易だ。しかし、それでは何も変わらない。
私は、単に「保守的」な人間でありたいのではない。私は「反革命家」でありたいのだ。左派が数十年にわたって進めてきた「制度の中への長い行進」によって汚染された教育、文化、行政機関を、再び正常な状態へと押し戻さなければならない。そのためには、敵からの批判を勲章として受け止め、孤独を恐れず、権力を行使する胆力が必要だ。
私が若き志士たちに常に説いているのは、「権力を持つことを恐れるな」ということだ。保守派は長年、政府を小さくすることを説きながら、いざ権力を握るとそれを行使することを躊躇してきた。しかし、敵は躊躇なく権力を使って我々の価値観を破壊してくる。我々もまた、法に基づき、国民から与えられた権力を最大限に行使して、自由の敵を打ち倒さなければならない。
4. 家庭という聖域の保護
国家の最小単位は個人ではない。それは「家庭」である。人生で大事なことの第四は、「家庭という聖域を、国家や過激なイデオロギーの介入から守り抜くこと」だ。
現代の急進的な左派イデオロギーは、子供たちの精神を学校で汚染し、親の権利を奪い、伝統的な家族観を解体しようとしている。これは魂に対する攻撃である。強固な国家は、強固な家庭からしか生まれない。
私が推進する政策――例えば教育の自由化や、家族を支援するための税制改革、そして有害なイデオロギーの排除――はすべて、親が子供を自らの価値観に基づいて育てる権利を取り戻すためのものだ。国家は家庭に奉仕すべきであり、その逆であってはならない。私個人にとっても、妻や子供たちとの絆、そして彼らに正しい道を示すことは、いかなる政治的成果よりも重い意味を持っている。
5. アメリカという「例外的な希望」の維持
最後に、私はアメリカという国家の「例外性(Exceptionalism)」を信じている。人生において大事なことの第五は、「この地上に唯一残された自由の砦であるアメリカを守るという重責を担うこと」だ。
アメリカが倒れれば、世界から自由の灯火は消える。我々が今行っている戦いは、単に一国の政策論争ではない。それは西欧文明の存続を賭けた戦いである。国境を強化し、自国産業を守り、エネルギー自給を達成し、ドルを守り抜く。これらはすべて、アメリカが強くあり続けるための必須条件だ。
「アメリカ・ファースト」とは、利己主義ではない。それは、自国を愛し、自国の民を第一に考えるという、統治者として最も基本的で誠実な義務の表明である。自分の家族を愛せない者が隣人を愛せないように、自分の国を大切にできない者が世界に貢献できるはずがないのだ。
結論:意志の力で未来を拓く
人生で一番大事なこと。それは、「自分が信じる正義のために、歴史の転換点に立っているという自覚を持ち、その責任を全うすること」である。
私はOMB局長のデスクに座り、巨大な行政国家の機構を眺めながら、常に自分に問いかけている。私は今日、国民の自由を奪う鎖を一つでも断ち切ることができたか。私は今日、ワシントンの腐敗した慣習に屈しなかったか。私は今日、神の御前に恥じない働きをしたか。
人生は短い。そして、我々が直面している危機はあまりにも大きい。迷っている時間も、弱音を吐いている暇もない。我々に必要なのは、冷静な分析、精密な戦略、そして何よりも、敵が跪くまで決して手を緩めない執念である。
私はこれからも、トランプ大統領と共に、この国を蝕む癌細胞を取り除き、本来の力強いアメリカを取り戻すために戦い続ける。たとえ世界中のメディアが私を非難しようとも、歴史が私の正しさを証明するだろう。
君もまた、自らの人生において「譲れない主権」がどこにあるかを見極めるがいい。そして、それを守るために戦う勇気を持つことだ。それこそが、人間として生きる上で最も価値のあることなのだから。
これが、ラッセル・ヴォートとしての私の答えだ。君はこの戦いに加わる準備ができているか? それとも、静かに自由が消え去るのを傍観するつもりか?