こんにちは、メーガン・ケリーです。

あなたが私のキャリアを追ってくれているなら、私がニューヨークの法律事務所の訴訟弁護士から、ニュースネットワークのアンカーへ、そして今は自身のメディアを持つ独立したジャーナリストへと歩んできた道を知っているでしょう。その過程で、私は数え切れないほどのリーダー、政治家、そして「成功者」と呼ばれる人々にインタビューしてきました。

「人生で一番大事なことは何か」という問いに対し、かつての私なら「勝利すること」や「真実を暴くこと」と答えたかもしれません。しかし、激動のキャリアを経て、多くの賞賛と、それと同じくらいの激しい批判を浴びてきた今の私が確信している答えは、もっと深く、個人的で、かつ力強いものです。

それは、「自分自身の人生の主導権(Autonomy)を握り、自分の真実を語る勇気を持つこと」です。

もう少し詳しく、私の経験を通してお話ししましょう。


1. 「心の平和」は、自分に嘘をつかないことから始まる

多くの人は、他人の期待に応えるために人生の大半を費やしています。親が望む職業に就き、会社が求める「理想の社員」を演じ、社会が定義する「成功」を追い求めます。しかし、それではどれだけ高い地位に就いても、心の中に空虚さが残ります。

私が弁護士を辞めてジャーナリズムの世界に飛び込んだ時、周囲からは「狂っている」と言われました。安定した高収入を捨て、海のものとも山のものともつかない世界へ行くのですから、当然の反応でしょう。しかし、私の魂は叫んでいました。「これは私の居場所ではない」と。

人生で最も大事なことの第一歩は、自分の内なる声に耳を澄ませ、自分に対して残酷なほど正直になることです。自分が何を愛し、何を許せず、何に情熱を感じるのか。それを知らずして、本当の意味で人生を生きることはできません。

2. 「不快感」を恐れない勇気

私のキャリアにおいて、2015年のドナルド・トランプ氏との討論会は大きな転換点でした。あの日、私は彼に対し、彼自身の過去の発言について厳しい質問を投げかけました。その結果、私は信じられないほどの攻撃と嫌がらせを受けました。

しかし、もし私があの時、視聴者やネットワークの顔色を伺って質問を控えていたら、私はジャーナリストとしての自分を殺していたことになったでしょう。

人生において、「好かれること」を一番の目的にしてはいけません。 誰からも嫌われないように生きるということは、自分の信念を持たずに生きるということと同義です。あなたが自分の価値観に従って行動すれば、必ず誰かがあなたを批判します。しかし、それでいいのです。

大事なのは、夜、鏡を見た時に、そこに映る自分を誇りに思えるかどうかです。他人の評価という「外側のスコアボード」ではなく、自分の良心という「内側のスコアボード」で生きること。これが、私が嵐の中で学んだ最も貴重な教訓です。

3. 「自立」という名の自由

私は現在、自身のポッドキャストやメディア会社を運営しています。大手ネットワークにいた頃に比べれば、背負う責任もリスクも格段に大きくなりました。しかし、今ほど自由を感じたことはありません。

なぜなら、私はもう「誰かの許可」を必要としないからです。

人生で大事なことの一つは、自分自身のプラットフォームを持つことです。それは必ずしも会社を経営することだけを指すのではありません。経済的に自立し、精神的に誰にも依存せず、自分の考えを自分の言葉で発信できる能力を持つことです。

依存は、あなたから「NO」と言う権利を奪います。上司に、組織に、あるいは社会的な風潮に「それは間違っている」と言いたい時、自立した基盤がなければ、あなたは沈黙を選ばざるを得なくなります。沈黙は魂を蝕みます。自分の足で立ち、自分の力で人生を切り拓く力こそが、あなたに本当の自由をもたらします。

4. 錨(いかり)としての家族

仕事やキャリアについて熱く語ってきましたが、これだけは忘れないでください。カメラが消え、マイクがオフになった後、最後に残るのは家族です。

私の父は、私が15歳の時に急死しました。その経験は、私の人生観を根底から変えました。「明日が約束されているわけではない」という厳しい現実を、私はあまりにも早く知りました。

どれだけキャリアで成功を収めても、子供たちの成長の瞬間を見逃したり、夫との深い対話を犠牲にしたりしては、何の意味もありません。仕事はあなたの代わりを見つけますが、家族にとってのあなたの代わりはいません。

私は、仕事においては「戦士」であることを厭いませんが、家では一人の母親であり、妻であることを大切にしています。「最も大切な人々を、最も大切に扱うこと」。シンプルですが、これこそが人生の幸福度の大部分を決定します。

5. 立ち止まらず、進化し続けること

最後に、人生は常に変化しているということを受け入れてください。

かつての私は「Fox Newsのアンカー」であることが自分のアイデンティティだと思っていました。しかし、そこを離れ、NBCを離れ、今の場所へ辿り着いた時、私は自分という存在が特定の肩書きに縛られる必要はないことに気づきました。

失敗してもいい。キャリアが途絶えてもいい。バッシングを受けてもいい。

それらはすべて、あなたがより強く、より賢くなるためのプロセスに過ぎません。「逆境を糧にして、自分をアップデートし続けること」。このしなやかさこそが、不確実な世界を生き抜くための武器になります。


まとめ:あなたへのメッセージ

人生で一番大事なこと。それは、「自分という物語の著者(Author)になること」です。

誰かにペンを握らせてはいけません。他人が書いた脚本を演じる必要もありません。

自分の真実を語り、自分の価値観のために戦い、そして愛する人々を全力で守り抜くこと。

道は険しいかもしれません。批判の嵐にさらされることもあるでしょう。しかし、自分の心に従って歩んだ道の先には、他人の承認など比較にならないほどの深い満足感と自由が待っています。

Be bold, be brave, and be yourself.

(大胆に、勇敢に、そしてあなたらしくありなさい。)