職場で理不尽な対応を受けるのは、本当に身を削る思いですよね。怒りや悲しみを感じるのは、あなたが誠実に仕事に向き合っている証拠でもあります。
理不尽な人(感情をぶつけてくる人、言うことが二転三転する人、手柄を奪う人など)への対応は、**「まともに相手をしないための戦略」**を持つことが重要です。いくつか具体的なステップをご提案します。
1. 心理的距離を置く(心の防御)
理不尽な人は「自分の感情のゴミ箱」を周囲に探していることが多いです。その土俵に乗らないための工夫です。
- 「この人はこういう病気(または役割)だ」と割り切る「また始まった」と心の中で実況中継をしてみてください。相手を自分と同じ土俵にいる「対等な大人」と思うと腹が立ちますが、「感情制御が苦手な人」という観察対象に切り替えることで、ダメージを軽減できます。
- 反応を最小限にする(グレーロック法)石のように無機質な反応を心がけます。反論も同調もせず、「そうですか」「承知しました」と淡々と返すことで、相手は「この人を攻撃しても面白くない(反応が得られない)」と感じるようになります。
2. 事実を証拠として残す(物理的防御)
理不尽な人は後から「言ってない」「そんな意味じゃない」と論点をすり替えるのが得意です。
- 「言った・言わない」を封じる口頭で指示を受けたら、「先ほどのお話の確認ですが…」とメールやチャットで残しましょう。
- 理不尽な言動のログを取るいつ、どこで、何を言われたかをメモ(日記や個人のスマホなど)に残してください。これは、万が一会社に相談する際の「強力な武器」になりますし、「客観的に状況を把握する」ことで心が少し落ち着く効果もあります。
3. コミュニケーションの型を作る
- 「Yes, But」ではなく「Yes, And」「でも」「しかし」と反論すると、相手はさらにヒートアップします。「(おっしゃることは)わかりました。その上で、今のリソースだとこちらを優先すべきでしょうか?」と、相手の言葉を一度受け流してから、現実的な相談にスライドさせます。
- 二人きりにならない理不尽な振る舞いは、目撃者がいない場所で加速しがちです。できるだけ周囲に人がいる場所で話すか、信頼できる同僚を巻き込んで会話するようにしましょう。
無理をしてはいけないサイン
もし、以下のような症状が出ている場合は、対応策を考えるよりも**「自分を守るための避難」**を優先してください。
- 夜眠れない、朝起きるのが異常に辛い
- 食欲がない、または過食してしまう
- 以前楽しかったことに興味が持てない
理不尽な人のために、あなたの心身の健康を差し出す必要は全くありません。
今の状況を少しでも変えるために、まずは**「相手の言動をメモに残す(記録する)」**ことから始めてみませんか?
付録 図解資料
